農薬は何故?使われるようになったんだ??

考える

料理人のコリュウです。 実は元日本のハーブインストラクター兼フードディレクター。訳あってやめたので元です。なので少しですが植物関係も詳しいです。 今回は畑と農薬にスポットを当ててみました。

先ずは農薬の原点から考えてみようと思います。一般的に農薬化学肥料使わない農業のことを「自然農法」と呼ばれていて・・・「あれっ」て思った方いるのでは?? 人間がある土地を畑にします。元々そこにあった全ての植物を撤去し、単一植物だけ植えた農業「それって自然ですか??」

一種類の植物しかない畑には、その植物を好んで食べるの動物や昆虫が殺到し大繁殖します。 例えば飲食店で考えてみましょう❣️ ラーメン大好きな人は、遠かろう並んでいようと自分が好きなラーメン屋さんに行きますよね。 甘いスイーツ好きな人が「パンケーキが美味しい!で有名なお店があったとしたら」電車乗り継いででも行くじゃないですか。そして大行列が、、、

自然そのままの雑木林なら多様な植物や動物・昆虫が競合しているので、一種類の害獣や害虫が大繁殖する環境ではないんです。 畑そのものが自然ではないだけでなく、そこでからなんです。 野性のサクランボは実が沢山ついていても虫や鳥は殆ど食べません(酸っぱいだけなので)。 胡瓜もエグすぎて昔は食べることなんて無理!な植物を、改良を重ねたは育て改良しては育てを繰り返し、人が食べられるようになった頃には殆ど栄養素が抜け落ち、世界で一番栄養価の低い食べ物としてギネスに認定されてしまう始末。

本来自然の植物は、酸味・エグ味・苦味・毒を蓄えて動物や昆虫から身を守っています。 そのため畑と違いそこまで動物や虫が群がり大繁殖することはありませんでした。 家庭菜園で簡単で手がかからない事で人気の唐辛子は、害虫が好まないので放置しても育つし、虫にも脅かされないので人気があるんです。

また、綺麗にならした土地には雑草が短期間でどんどんん繁殖します。 それを見ると土地を侵略されている風に見えますが、実はその逆で人間に侵略された土地を元の自然な状態に戻そうとしているだけなんです。

農薬を全く使わなかったら、畑はどんな有様に成るでしょう? 1960年代の関東。夏に枝豆が育つと蛾の幼虫が大繁殖し、サヤの中に仕込まれた卵が幼虫になって豆を食い荒らしました。枝豆を収穫し茹でると半分以上のサヤに5mmくらいの幼虫が、、イチゴ畑では実が赤くなって来たと思ったら、昆虫やナメクジが大発生して全滅。

話しが脱線しそうなので、タイトルに書いた何故?は 虫に食われないようにする為・侵略された土地を元に戻そうとする雑草を除去する作業を減らすため(昔の農家さんは腰が曲がってしまう職業病に悩まされていました。漫画やアニメで見たことがあるお婆さんが腰を丸めて歩くやつです)。 当たり前すぎる回答でガッカリされたかもしれませんが、最後までお付き合いしていただけたらと・・・

品質を維持するためには、どうしても必要なんです(自然ではないので)。 特に品質に関して言うと、日本は特に厳し過ぎるほど見た目にこだわる消費者しかいません!! 実際農家さんは現金収入が少ないのにも関わらず、農薬の値段がエゲツないんです。 マスメディアなどで農家さんは自分たちの食べる野菜は農薬を使わない!!それは使わないと体に優しいみたいな感じで報道されていますが、実際は農薬が高すぎて自分達の食べるものにお金をかけて作るのは、普通に考えて無しですよね!飲食店の本来の賄い同様(最近はお惣菜みたいな賄いになってきていて、贅沢すぎます。昔の賄いから遠ざかっている気がします)。

日本人を悪く言うつもりは全くないのですが、健康に良い野菜は食べたいけど虫食いの野菜は食べたくない!これってかなり難しいのでは?? 令和5年現在65歳以上の農家さんが9割以上で、1農家さんが賄っている数が50人程度。50人の野菜を1農家さんが虫に食われないように品質管理するのには不可能かと。 後数年で、バタバタと農家さんが無くなります(こればかりは今からでは、どうすることもできません)。 スーパーから日本の野菜が無くなる前に、虫食いや曲がった野菜などに慣れておいた方が良いかとボクは思っています。 あれだけ危険だのヤバいだの馬鹿にしていた中国の野菜を食べなければいけない日も近いのでは・・・