マレーシアの気候や物価、住みやすさや治安について、お話しします。
まず、マレーシアの気候は、熱帯雨林気候に属していて、一年中暑くて湿度が高いです。平均気温は27℃から33℃くらいで、気温差はほとんどありません。雨季と乾季がありますが、乾季でもスコールがよく降ります。雨季は地域によって異なりますが、一般的には3月から4月と10月から12月が雨が多い時期です。雨は一日中降ることは少なく、夕方に強い雨が降ってすぐに止むことが多いです。日差しも強いので、日焼け止めや帽子、傘などの日よけ対策が必要です。
次に、マレーシアの物価は、日本と比べるとかなり安いと言われていますが、実際はそうでもありません。マレーシアの通貨はリンギット(RM)で、2023年8月現在のレートは1RM=31.4円です。日本の物価の0.4倍くらいというイメージがありますが、これは2010年の物価指数を100とすると、2021年現在は122ということです。つまり、マレーシアの物価はややインフレ気味で、日本の物価の0.6倍くらいになっていると考えるべきです。もちろん、日本よりは安いものもありますが、高いものもあります。例えば、ローカルの食品や外食、家賃やガソリン代は日本より安いですが、普通のレストランでの外食、牛肉やラム肉、豚肉は日本より高いです。特に酒税が高すぎるため、酒が全て高いです。Suntory角が1万円もします(日本では1300円位)。また、マレーシアはGST(消費税)が6%かかります。日本人が誤解しているのは、マレーシアの物価が1/3だと思っていることです。実際は、物価の安さだけでなく、物の質やサービスのレベルも考慮しなければなりません。マレーシアで日本と同じレベルの生活をするとしたら、物価はそれほど変わらないと思ってください。
さて、マレーシアの住みやすさや治安についてですが、これは人によって感じ方が違うと思います。マレーシアは多民族国家で、マレー人、中国系、インド系などが共存しています。そのため、文化や宗教の違いによる摩擦や対立が起こることもあります。また、マレーシアは発展途上国なので、インフラや公共サービスの整備が十分ではありません。交通渋滞や停電、水不足などが起こることもあります。治安に関しては、大きな事件やテロは少ないですが、スリやひったくり、詐欺などの犯罪は多いです。特に、夜間や人気のない場所では注意が必要です。マレーシアで快適に暮らすには、現地の習慣やルールに慣れることが大切です。また、日本と違うことに対して柔軟に対応することも必要です。マレーシアには、日本にはない魅力や楽しみもたくさんあります。例えば、美しい自然やビーチ、豊かな食文化やエスニックな雰囲気、フレンドリーな人々などです。マレーシアは、日本とは違うけれど、それが良いと思える人にとっては、住みやすい国だと思います。
以上、マレーシアの気候や物価、住みやすさや治安について、お話ししました。マレーシアに興味を持ってもらええると嬉しいです。もし、マレーシアに行く機会があれば、ぜひ現地の雰囲気や人々の暮らしを感じてみてください。マレーシアは、日本とは違うけれど、それが魅力的な国だと思います。