中華街の次は、インド街

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マレーシアは多民族国家で、インド系の人々も多く住んでいます。クアラルンプールには、インドの文化や食べ物を楽しめる二つのインド街(リトルインディア)があります。一つはトゥンク・アブドゥル・ラーマン通り、もう一つはブリック・フィールズです。それぞれに特徴があるので、両方とも訪れてみるといいでしょう。

トゥンク・アブドゥル・ラーマン通り

トゥンク・アブドゥル・ラーマン通りは、クアラルンプール最古のモスク「マスジット・ジャメ」の近くにあるインド街で、色とりどりの布地や香辛料、雑貨、貴金属などを扱うお店が並んでいます。ここは特に衣類や布地を扱うお店が多く、サリーやカシミアのショールなどをお土産に買うことができます。また、インドの音楽や映画を売っているお店もありますよ。この通りはLRTのバンダラヤ駅かマスジット・ジャメ駅から徒歩で行けます。

 

この通りには、インド料理の屋台もたくさんあります。カレーやナン、ドーサ、ブリヤニなどの定番メニューはもちろん、インドのスイーツやドリンクも楽しめます。屋台の中には、ベジタリアンやハラールのものを提供しているところもあります。価格は安くて、一皿RM5~10程度で食べられます。屋台は夕方から深夜まで営業しているので、夜の雰囲気も味わってみてください。

ブリック・フィールズ

ブリック・フィールズは、2009年に誕生した新しいインド街で、KLセントラル駅のすぐ近くにあります。通りの入口には大きな像のモニュメントがあり、その先にはカラフルな建物や柱の装飾が目を引きます。ここでは、お土産に最適な雑貨や食品を扱うお店が多いです。インドのお香や紅茶、スパイス、インスタント食品などがおすすめです。また、ローカル向けのスーパーや飲食店もあります。この通りはKLセントラル駅から徒歩で行けます。

 

この通りにも、インド料理の屋台がありますが、こちらは南インド料理が主流です。水分が多くスパイシーなカレーをバナナの葉にのせたご飯と一緒に食べます。ドーサという薄いクレープ状のパンにカレーをつけて食べるのもおいしいです。インド料理はベジタリアン向けのメニューも多いので、肉や乳製品が苦手な方でも気軽にトライできます。屋台は昼間から営業しているので、ランチタイムにもおすすめです。

モール

 

インド街の近くには、モールもあります。トゥンク・アブドゥル・ラーマン通りの近くには、マジェスティックホテルの向かいにある「マジェスティックモール」があります。ここは、インド系のブランドやデザイナーのお店が多く入っている高級感のあるモールです。サリーやジュエリーなどのインド系のファッションを見るのも楽しいです。また、モールの中には、インドの伝統的な舞踊や音楽を見ることができる劇場もあります。

 

ブリック・フィールズの近くには、KLセントラル駅に直結している「NUセントラル」があります。ここは、マレーシアの有名なブランドやチェーン店が入っている大型のモールです。洋服や雑貨、化粧品などのショッピングはもちろん、映画館やフードコート、スーパーなどもあります。また、このモールの中には、レートが良いと評判の両替所もあります。マレーシアの現地通貨に換えるときは、ここで両替するとお得です。

マレーシアのインド街は、クアラルンプールにいながらもインドの雰囲気を味わえる場所です。インドの文化や食べ物に興味がある方は、ぜひ訪れてみてくださいね