マレーシアの人と食事する時、知っておいて貰いたい事

マレーシア

マレーシアでムスリムと食事をするときに知っておきたいこと

マレーシアは多民族国家であり、ムスリムはその中で最も多い宗教グループです。 マレーシアでの生活において、ムスリムと食事をする機会は多くありますが、そのときには彼らの宗教的な教えや習慣に配慮する必要があります。 ここでは、ムスリムと食事をするときに気をつけなければならないことをいくつか紹介します。

ハラールとハラーム

ムスリムは、神が許したもの(ハラール)だけを食べることができます。 逆に、神が禁じたもの(ハラーム)は一切口にしません。 ハラームには、豚肉やアルコールなどが含まれます。 ハラールの食品には、アラビア語で書かれた「ハラルマーク(حلال)」が付いています。 このマークがあれば、ムスリムが安心して食べられることを示しています。

ハラールミート

ムスリムは、ハラールの飼料で育てられた家畜を、供養の儀式にのっとって屠殺処理したもの(ハラールミート)しか食べません。 鶏肉や牛肉、羊肉などはハラールミートに限ります。 卵や乳製品もOKです。 ただし、不浄なエサで飼育された鶏や牛、羊の場合は、肉も卵もいっさい食することができません。

魚介類や野菜な

ムスリムは、天然の魚介類や野菜、果物、きのこ類なども食べます。 ただし、遺伝子組み換えの野菜や人工栽培のきのこは不可とされています。 また、いか、たこ、うなぎなどは不快感を覚える人が多いので注意が必要です。

 

見た目や感触

ムスリムは、見た目や感触が不快感を与えないものであることも重視します。 そのため、血のついた肉や内臓、生の肉や魚などは避けたほうがいいでしょう。

 

調味料や加工品

ムスリムは、豚肉やアルコールが入っている調味料や加工品も食べません。 しょう油、みりん、みそ、醸造酢、ポン酢、マヨネーズなどは原料にアルコールが添加されている場合があります。 また、ハムやベーコンなどの加工品、ラード、豚のエキスが入ったスープやブイヨン、ゼラチンを使ったデザートも禁止です。

  

食器や調理器具

ムスリムは、豚肉やアルコールに触れた食器や調理器具を使わないことを好みます。 そのため、豚肉やアルコールを扱う飲食店では、ムスリムの方用のお皿と割りばしを用意してあげると喜ばれます。 また、とんかつを揚げた油で炒めた野菜や魚などもNGです。

   

異性との接触

ムスリムは、異性のムスリムとは体が触れることのないよう、適度な距離を保ちます。 そのため、握手やハグなどの身体的な接触は避けたほうがいいでしょう。 また、女性客に対するサービスは、女性スタッフが行うのがベストです。

   

礼拝

ムスリムは、毎日5回の礼拝を行います。 礼拝の時間は日の出と日没によって変わりますが、おおよそ午前5時、午前9時、正午、午後4時、午後7時ごろです。 礼拝の際は、外気に触れた顔や手足を洗い流します。 そのため、水道や洗面台があると助かります。 また、礼拝スペースやコンパスを用意してあげると感謝されます。

   

まとめ

以上が、マレーシアでの生活において、ムスリムと食事をするときに気をつけなければならないことのまとめです。ムスリムは宗教の教えに従って生活していますが、それは自分の信念や価値観に基づいているものです。 ムスリム以外の人にもその教えを強制することはありません。 しかし、異文化、異なる宗教が共存する多民族国家であるマレーシアでは、相互の理解と尊重が大切です。 ムスリムの食事や生活に関する基本的な知識を持っておくことで、より円滑なコミュニケーションができると思います。