新婚旅行のハネムーンという語源でもあるミード。14000年以上前に人類が出会った「最古の酒」といわれていわれ、中世ヨーロッパにおいて、新婚直後の新婦は住居から外出せずに1か月間、蜂蜜酒を作り、新郎に飲ませて子作りに励んだ。これは蜂蜜に強壮作用があるとされたことと、蜂の多産にあやかるためではないかとされる。またお祝いの宴会も1か月間行われたとも云われている。ここから「蜂蜜の一か月」=「蜜月」(ハニームーン)という言葉が生まれた。また「第一子の誕生は男の子」という祈りも込められており、かなりの確率で生まれると信じられている。
そのミードはどうやって作ればよいか? 蜂蜜を水で薄めて発酵させれば完成!!の簡単に作れてしまうお酒です。しかし日本では酒を造ってはいけない法律があるので興味のある方は「ふ~ん、こんな風に作るのか」くらいに思って頂ければと思います。
蜂蜜を買ってきたら、そのグラムの倍の水で作ると約10%のアルコールできます。しかし、蜂蜜には栄養が沢山含まれていますが、そのまま放置しても自然発酵する程ではないので、イースト菌を使って発酵させるのが簡単で失敗しない方法です。 ただイースト菌を入れても時間がかかってしまうので、干しブドウなどの糖分のある果物を乾燥させたものを入れる事により、数日で完成する事が出来ます。
用意するものは・・・・・水、蜂蜜、干しブドウ〈全粒粉などの粉でもOK)みたいな乾燥フルーツ、ドライイースト菌
①・・・・・・蜂蜜と同量の水を火にかけて沸かします
⓶・・・・・・沸かしている間にボールなどの掻き混ぜやすい入れ物に蜂蜜を入れま す。
⓷・・・・・・お湯が沸いたら、蜂蜜を入れたボールに入れ(この時火傷に注意)混ぜます。
⓸・・・・・・この時の温度がだいたい55℃~60℃くらい
⑤・・・・・・イースト菌は50℃以上で死滅してしまう為、残りの水を入れます。
⑥・・・・・・これで50℃以下になるので、ここでイースト菌(蜂蜜500gに対して小さじ1杯くらい)を入れ よくかき混ぜます。
⑦・・・・・・乾燥フルーツ又は全粒粉をペットボトルに入れておいてから混ぜ合わせた液体を注ぎ込み蓋をします。
⑧・・・・・・常温で放置すると、夏だと2日くらい、冬でも4日くらいで危険レベルに膨張(そのまま放置すると爆発します、、一度爆発して大変なことになりました)
⑨・・・・・・膨張したら冷蔵庫に入れ、1週間くらいで完成(もう少し寝かせると更に良い)
実に簡単に出来てしまいますよね。 この作業が面倒だし、冷蔵庫にしまうタイミングが分からない人は、キャップ式のワインボトルなど瓶の入れ物に入れれば冷蔵庫に入れなくても大丈夫ですので、お勧めします。
独特の風味と味わいなので、好き嫌いがはっきりしますが 海外にいる人は是非作ってみてはいかがでしょうか。