何処に行っても売っているナマズ(キャットフィッシュ)の手当ての仕方

下準備

どの国に行っても売っているナマズ(キャットフィッシュ)ですが、住んでいる所が沼地なので日本では3日間、活かしたまま真水でドロ抜きしてから販売提供されます。天然ウナギも同様です(住んでいる場所が同じなので)。しかし海外ではそういったことはしないため、そのまま鮮度が良いものが1尾80円くらい(マレーシア価格)で売られています。 ただしドロ抜きしていないため、食べた瞬間ドロ臭さが少し残ります。香辛料を使って揚げたり煮たりすれば、それほど感じませんが・・・焼いて食べると感じるため下処理をします。

先ずは、長物(ウナギやハモ等)と同じく、頭からしっぽに向けて包丁でシゴいてヌメリを取ります。その後内臓を抜き取り綺麗にに水洗いしザルに上げます。ここまでは普通ですが、ここからドロ抜き作業に入ります。 魚が入るボールやタッパーを用意し水を1ℓくらい入れます。そこに薬局などで売っている炭酸水素ナトリウム(重曹)をティースプーン1杯くらい入れます。この中に半日~1日漬け込みます(最低でも6時間くらいは漬けてもらいたい)。

 

漬け込みが終わったら、少し水でさらして重曹臭さを抜きます(抜かないと少し苦みが残ります(重曹は胃薬なので苦いです))。

その後は常の通り三枚に卸します。

三枚に卸したら若干魚臭さが気になるので、塩を振ります。(魚に対して1%くらい)5分くらいすると水分が浮き上がってくるので、酒を入れた水に入れ魚の臭みを抜きます(この時氷水が理想です)。

綺麗に拭いたら骨を抜いて終了。 普通の魚同様、調理すれば美味しくいただけえます。

今回は蒲焼きをつくりたかったので、その後串を打ち白焼きにし、蒸して(ウナギと違って淡白なので通常の半分くらいの時間でOK)余分な脂を抜いてから蒲焼きにしました。

一番のおすすめは天婦羅です。 もし見つけたら、時間はかかりますが是非購入して食べていただけたらと思います。